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2006年6月17日 (土曜日)

The Bandの一気聴きもいよいよ大詰め

このところ、完全に「The Band」に首ったけである。もともと、30年前からThe Bandマニアなので、普段からちょくちょく聴いているのだが、この1週間は違う。The Bandを集中して聴いている。もう全てのオリジナル・アルバムを聴き返した。そして、今日は・・・。

さて、今日は朝から、まずまずの天気。昼前からは日が照り始めて、相当に蒸し暑い。うちのカミさんは会社時代の同期と久しぶりに会うとかで、昼前から出かけた。僕一人暇なので、応接間の片付けと掃除、そして、ベランダの網戸のサッシの修理をして過ごす。既に読んだ雑誌やパンフレットを整理していたら、結構、ゴミが出たので、1Fまでゴミを捨てに行ったり、読んだ新聞をまとめたり、結構忙しい。やっと、夕方の4時に終了。やっと、腰を落ち着けて、CDが聴ける。

A_musical_history今日は、The BandのCD5枚+DVD1枚の最新Box盤である「A Musical History」を一気聴きである。この最新Box盤は、The Bandのリーダーだったロビー・ロバートソン自らが監修した、ファン垂涎のBox盤である。1963年のRonnie Hawkins & Hawks時代の演奏から始まり(当初、彼はHawksと名乗っていた)、Bob Dylanのバックバンドを経て、1978年、伝説のライブ「Last Waltz」で解散するまでの歴史書的な演奏集である。


何が垂涎って、今までのアルバムに未収録のalternate takeや初出の演奏がてんこ盛りなのだ。しかも、それらの演奏のレベルが、おしなべて良いのだ。こんなに演奏レベルの高いテイクを、倉庫の中に眠らせておくなんて、これは一種の犯罪である。当時、LPは、表面裏面あわせて約45分程度しか、収録できなかったため、演奏の出来が良いのにもかかわらず、お蔵入りになったテイクが、結構、あったはずなんだよな。ジャズのジャンルでは、録音テープの保存について意識が高かった分、お蔵入りになったテイクが、CD時代になって、続々と日の目を見ている。ロックの世界では、録音テープの保存については、ちょっと疎かなのが残念。

このBox盤には、アルバムに収録されているオリジナル・テイクも収録されており、こればかりは、最初、うざったいなあ、と思ったんだが、Box盤収録のCDを聴いてみてビックリした。とにかく音が良く、雰囲気もLP時代に肉薄したリマスタリングで「快挙」と言われいる、The Bandの2001年リマスター盤を、遙かに凌駕する音の良さなのだ。このリマスターであれば、アルバムに収録されているオリジナル・テイクを再掲するだけの意味がある。とにかく、素晴らしいリマスタリングだ。2001年リマスターで、当時、凄く満足したにもかかわらず、録音技術の進歩とは罪作りなものだ。

これで、最新Box盤「A Musical History」を聴き終え、明日は、いよいよ「Last Waltz 完全盤」Boxである。これを聴き終えれば、このところ続いてきた、The Bandの一気聴きは終わる。The Bandは、この「Last Waltz」ライブで、オリジナル・メンバーでの活動を停止するのである。

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