« 改めて、渡辺貞夫は素晴らしい | トップページ | W杯ベスト16と吉田拓郎 »

2006年6月26日 (月曜日)

そうだよな、鶏口牛後だよな・・・

今日、自分の会社ではない、他社の先輩と飲んだ。その先輩、一部上場企業、中堅ベンダーの執行役員を務めた先輩なんだが、この度、その会社を出て、とあるITベンチャーに転籍した。もとより、今、僕はたいした仕事もなく、時間は余りあるほどあるので、陣中見舞いを兼ねて先輩を訪問した。

ホッとしたし、心強くも思ったのだが全然変わっていない。1年ぶりなんだが、全然、そんなブランクを感じさせない、いつものままの先輩だった。その先輩も食通なので期待して訪問したのだが、期待に違わず、ドイツビールの美味しいお店に連れて行ってもらった。

本場のドイツビールとソーセージを食いながら、サッカーの話や、会社の話、経営の話、いつもと同じように、大いに語り合った。先輩の話を聞いていて「鶏口牛後」という諺を思い出した。「鶏口牛後」って、「鶏口となるも、牛後となるなかれ」を縮めて、「鶏口牛後」というんだが、これは中国の故事成語。その成り立ちは以下のとおり。

小国の韓(かん)は、隣の大国の秦(しん)に降伏しそうになった。蘇秦(そしん)という人が、韓(かん)が降伏してはだめだと思って、韓の王さまにこう言った。「むしろ鶏口(けいこう)となるも、牛後(ぎゅうご)となるなかれ」。 つまり、鶏(にわとり)の頭《小国の王》となっても、牛の尻《大国の家臣》にはなるな、と。韓の王さまはこの演説を聞いて、秦に降伏するのをやめ、ほかの国と同盟を結んだことから、この「鶏口牛後」という故事成語ができた。

転じて、今のビジネス環境に照らし合わせると「大企業の一社員として働くよりも、企業家として小さな会社を経営する」って感じになるのかな。先輩の勇気には感心した。改めて、僕もその「鶏口牛後」の精神は、持ち続けたいと思った。

今日は、とても元気の出る飲み会だった。自分の「想いと志」を再確認できた。先輩に感謝である。また会って、飲んで語りあいたいものである。う〜ん、元気がでたぞ〜。

ということで、今日は音楽の話は無しです。適度に酔っぱらってますので、あしからず。

« 改めて、渡辺貞夫は素晴らしい | トップページ | W杯ベスト16と吉田拓郎 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: そうだよな、鶏口牛後だよな・・・:

« 改めて、渡辺貞夫は素晴らしい | トップページ | W杯ベスト16と吉田拓郎 »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  
2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー