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2006年5月24日 (水曜日)

最近のコマーシャルのBGMは、なかなかですわ

最近のコマーシャルのBGMは、なかなかのものがある。というか、70年代のロックの名曲を活用しているケースが非常に多く、BGMの曲の最初の3秒を聴いただけで、誰が歌っていた、何という曲か、というのが、すぐに口をついてでるのだ。もう、テレビの前で、コマーシャルを見ていると、もう70年代ロックの「パブロフの犬」である。

一例をあげると、松浦亜弥が演じる「午後の紅茶」のコマーシャル。BGMというか、あややがカバーしているのは、ジャニス・ジョップリンの「Moving Over」。邦題「ジャニスの祈り」である。「Move over」の日本語訳、辞書をひもとくと「 move over (だれかが入れるように席などを)詰める; (後輩に)席を譲る; 組織替えをする ((toward))。」とある。それが、なぜ、邦題「ジャニスの祈り」になるのかは判らないが、名唱、名演である。

Pearlあややには悪いが、いやいや、あややの歌唱は、結構、健闘していると思うんだけど、本家本元ジャニス・ジョップリンの歌唱には足下にも及ばないのだ。そりゃあそうだ。そりゃあ仕方ない。ジャニスと言えば、僕の評価は、歴代の白人女性ボーカリストの中で、その歌唱力は、ずば抜けてNo.1だと思っているからだ。この「Moving Over」は、ジャニス・ジョップリンの「パール」というアルバムに入っている。


実は、このアルバムは、ジャニスのラスト・アルバム。いわゆる「追悼盤」である。ジャニスは、この「パール」というアルバムを吹き込み中、1970年10月4日、彼女はハリウッドのホテルで27歳の生涯を閉じた。死因は、オーヴァー・ドープ、麻薬の飲み過ぎだった。そういう背景から、遺作となったアルバム「パール」は、その時点では未完成だった。その証拠として、ヴォーカルが録り終わっていなかった「生きながらブルースに葬られ」はインストロメンタル・ナンバーとして収められ、死の直後に「追悼盤」として、この「パール」は発表された。この「生きながらブルースに葬られ」の演奏は、今でも聴くと、胸が締め付けられるようだ。

最近のコマーシャルのBGMを、それぞれ詳しく、追っかけてみたら、結構、70年代ロックに精通できるということですな。結構、ええ曲選んでますわ。

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