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2006年4月24日 (月曜日)

ティル・ブレナーの最新作は良いですよ

酔っぱらっている。今日は、久しぶりに、まずい酒を飲んだ。非常に気分が悪い。あんな奴らに自分の社会人人生を左右されるのかと思うと反吐が出る。人を安く見るのも休み休み言え! と怒りをぶちまけて、今日のトピックを・・・(笑)。

さて、今日は、ティル・ブレナーの最新作「オセアーナ」を聴いた。ジョニ・ミッチェルのパートナーとして知られる名匠ラリー・クラインをプロデュースに迎えた、2年ぶりとなるアルバム。マデリン・ペルー、カーラ・ブルーニをゲストに迎えた極上のバラード・アルバム。

これが、とても良い。パット・メセニー&チャーリー・ヘイデンの「ミズーリの空高く」のトランペット版みたいな、とても叙情的で、とても耽美的なアルバム。バラード・アルバムだけあって、スローな曲ばかりなんだけど、それ故に、ティル・ブレナーのトランペットのテクニックの素晴らしさが溢れ出て、テンションが高い演奏ばかりで、バラード一色のアルバムなのに、最後まで聴き通してしまう。久々に、ゆったりと落ち着いて、じっくり耳を傾けるアルバムが来た〜、って感じ。大々的にお勧めです。

嫌なことがあった時こそ、優れたバラード・アルバムが心を癒すんだよな。

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コメント

はじめまして。
ティル・ブレナー、私も最近はまっています。このCDは持っていないのですが、買いたいな~と思っています。

ジャズの記事、興味深く拝見しました。また遊びにきます。

TBもさせていただきますね。

shiro_takaさん。コメントありがとうございます。
ティル・ブレナーのペットって、しっかりと吹ききっていて、それでいて、なぜか優しい「丸さ」がある。これが魅力だと僕は思っています。彼のボーカルもなかなか味がありますしね。変な例えですが、しっかりとした品行方正な「チェット・ベイカー」だと思って聴いています(笑)。

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