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2017年11月17日 (金曜日)

爽やかに捻れ、悠然とモーダル

ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)は実にユニークなテナー・マン・インタビューなんかでは、真顔で「自分は宇宙と交信しながらテナーを吹いている」。宇宙との構成の成果が、ショーターの個性的なアドリブ・フレーズを生むということだ。彼のテナーは唯一無二。捻れたテナーなのだが、そのフレーズは、メインストリーム・ジャズど真ん中。モダン・ジャズの王道を行くテナーである。 確かに、初めて聴いた時、こ...

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2017年11月16日 (木曜日)

円熟のロイ・ハーグローブである

ネットのジャズ盤紹介を読み直して「これは聴いてないぞ」盤の聴き直し。ネットのジャズ盤紹介のブログは、ジャズ評論家の方々が扱わない、本当に内容の良い「隠れ好盤」について語ってくれているので助かる。自分の耳でしっかり聴いて、自分の感じたことを赤裸々に書いてくれているので、本当に参考になる。 例えば、この盤などはネットのジャズ盤紹介のブログから教えて貰った。Roy Hargrove『Earfood』(写...

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2017年11月15日 (水曜日)

こんなアルバムあったんや・92

昔のジャズ盤紹介本を読み返してみると、「この盤は聴いたことが無い」というものに出会う時がある。そもそも、縁が無かったのか、もともとジャズ盤紹介本に挙がることが殆ど無いのか、大体が「こんなアルバムあったんや」と感心する盤が大多数である。そして、聴いてみるとなかなかの内容の盤がほとんど。 3ヶ月ほど前に、このブログでご紹介した盤なんだが、例えばこの盤なんか、ジャズ盤紹介本に挙がっているのを見た時、「こ...

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2017年11月14日 (火曜日)

ピアノ・トリオの代表的名盤・66

今週は、昔のジャズ盤紹介本を読み直して「これは最近聴いてないぞ」盤の聴き直し。ジャズ本を読み返していると、僅かではありますが、好盤ではありながら暫く聴いていない盤を発掘します。これを聴き直すのが意外と面白い。しかし、コレクションに無い盤になると、意外と探すのが大変だったりする。でも、それが楽しかったりするのだ。 今日の「これは最近聴いてないぞ」盤は、John Hicks『Inc.1』(写真左)。1...

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2017年11月12日 (日曜日)

リゾート志向の冬のユーミン盤

僕にとってのユーミン盤は、それぞれに季節感がついてくる。僕が感じるには、ユーミンの盤にはそれぞれ、独特の季節感が流れていて、その季節毎に聴くユーミン盤が変わる。ただし、この季節感を感じるユーミン盤は、1989年リリースの『LOVE WARS』までに限定される。なぜか、1990年代以降のユーミン盤には、この「季節感」が感じられなくなっている。 さて、今年もそろそろ「冬」である。冬の季節を感じると、必...

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2017年11月11日 (土曜日)

晩秋の季節の「ユーミン盤」です

秋も深まってきた。日も短くなって、朝は日が昇るのが遅くなったし、夕暮れ時は結構早く陽が落ちる。今年は気温の変動がダイナミックだったが、このところ落ち着いて来て、やっと平年通りの気温に落ち着いて来た。気温が下がって日が短くなると、とにかく「物寂しい」。なんだか内省的になって、何を聴いても「しみじみ」する。 毎年毎年、この季節になると、じっくりと聴き込むユーミン(松任谷由実)のアルバムがある。松任谷由...

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2017年11月10日 (金曜日)

これぞ、ファンキー・ジャズな盤

ファンキー・ジャズは、1950年代終盤から1960年代中盤にかけて流行ったジャズの演奏トレンドのひとつで、ハードバップのサブカテゴリー、若しくは後継のトレンドとされる。演奏の基本はメインストリーム・ジャズ。電気楽器はエレクトリック・ピアノ、若しくはオルガンのみ。ゴスペル的な要素が大幅に取り入れられ、これがファンクネスを強調する。 そんなファンキー・ジャズの代表盤の一枚が、Cannonball Ad...

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2017年11月 9日 (木曜日)

こんなアルバムあったんや・91

1970年代のジャズは意外と面白い。ハードバップ期を生き抜いた一流ジャズメン達が「えっ、こんな演奏していたん」と感心してしまう様なアルバムが結構ある。1970年代のジャズ、電気楽器の活用が当たり前になった時代。電気楽器を活かして、クロスオーバーからフュージョン・ジャズが流行る。 しかし、面白いのはクロスオーバーやフュージョン・ジャズでは無い。1970年代のメインストリーム・ジャズが面白い。当時、ジ...

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2017年11月 8日 (水曜日)

ジャズ喫茶で流したい・113

ジャズには、一流ジャズメン達がリーダーになって、気合いを入れて創作するアルバムもあるが、気心知れたジャズメン達が、ちょっと集まって、ジャムセッション風に録音して制作するアルバムもある。そして、意外に、この気心知れたジャズメン達がちょっと集まって録音したアルバムが、実に滋味に富んだ、実に心地良いモダン・ジャズなアルバムになっていたりするから面白い。 例えば、Paul Desmond『First Pl...

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2017年11月 7日 (火曜日)

ザ・プレイヤーズの4thアルバム

「ザ・プレイヤーズ」という伝説のフュージョン・バンドがあった。このバンドは純日本のメンバー構成。ピアニスト兼作編曲家の鈴木宏昌のバンド「コルゲン・バンド」を前身とし、和製ウェザー・リポートの異名をと持つ。まあ、この異名はさておき、オリジナルのパーソネルは、鈴木宏昌 (key), 松木恒秀 (g), 岡沢章 (b), 渡嘉敷祐一 (ds), 穴井忠臣 (per), 山口真文 (ss, ts)。 その...

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2017年11月 6日 (月曜日)

ファンキー・ジャズの隠れ好盤

ファンキー・ジャズは、ハードバップからの派生したサブ・ジャンル、若しくは、ハードバップ後継の演奏スタイルである。1950年代終盤から1960年代前半に、そのスタイルはほぼ確立されている。ブルースや教会音楽(ゴスペル)を基本にした展開が主で、ファンクネス溢れ、アーシーでブルージー、ややスピリチュアルな要素も見え隠れする音世界。 1960年代中盤にはファンキー・ジャズは成熟、1960年代後半には、R&...

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2017年11月 5日 (日曜日)

サイケデリック・ジャズの好盤

1960年代後半は、ジャズにとって激動の時代。ビートルズを筆頭としたロックの波に押され、ジャズはポピュラー音楽の中での人気に翳りが見え始め、多様化が進んで演奏スタイルは迷走状態。加えて、メインストリーム・ジャズの牽引者の一人、精神的支柱的存在のジョン・コルトレーンが逝去するという、ハプニングにも見舞われた。 そんな中、ポピュラー音楽の中での地位を確保し続けるべく、ジャズとロックの融合、いわゆる「ク...

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2017年11月 4日 (土曜日)

「クラプトンのスワンプ」の確立

半年で解散してしまった「Blind Faith(ブラインド・フェイス)」。クラプトンは、デラニー&ボニーのツアーに帯同。当時、デラニー&ボニーの演奏するスワンプ・ロックにいたく感動。デラニー・ブラムレットをプロデューサーに起用して、初のソロ盤の制作に踏み切る。 『Eric Clapton』、邦題『エリック・クラプトン・ソロ』。1970年のリリース。参加メンバーは、Stephen Still...

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2017年11月 3日 (金曜日)

「Blind Faith」というバンド

クリーム(Cream)で、ブルース・ロックを基本としながらも、エレギ、ベース、ドラムの3者対等のアドリブ合戦をやり過ぎたお陰で、グループとしての発展の方向性を見失い、袋小路に追い込まれたエリック・クラプトン(Eric Clapton)。当然のごとく、クリームはほどなく解散する。1968年のことであった。ここから、クラプトンの一人旅が始まる。時にグループは結成するもののどれもが短命に終わった。 その...

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2017年11月 2日 (木曜日)

ピアノ・トリオの代表的名盤・65

The Great Jazz Trio (略してGJT)は、ハンク・ジョーンズがリーダーのピアノ・トリオのバンド名。1976年に結成、2010年5月、ハンク・ジョーンズが91歳で亡くなるまで続いた。ドラムのトニー・ウィリアムスの発案だったそうだ。ベースがロン・カーターなのは良く判る。ロンはトニーの親代わりであり兄貴分だからだ。しかし、なんでピアノはハンク・ジョーンズだったんだろう。 ハンク・ジョー...

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«晩年のハンク翁の秀作です。

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  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
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