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2018年6月18日 (月曜日)

ザイトリン80歳のトリオ好盤

ジャズの新盤を眺めていて、1960年代から活躍する大ベテランのジャズメンの名前を見つけるのが楽しみである。この5年ほど前から、どんどん鬼籍に入っていく「馴染みのベテラン・ジャズメン達」。長年、リアルタイムで彼らのパフォーマンスを感じてきただけに、寂しいことこの上無い。逆に、大ベテランのジャズメンの名前を見つけると、とっても嬉しくなる。 Denny Zeitlin『Wishing On the Mo...

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2018年6月17日 (日曜日)

サザンロック系のAORなエレギ

「ジェフ・ポーカロの(ほぼ)全仕事」という単行本を読みつつ、ポーカロのお仕事を追体験している。ジェフ・ポーカロは、ロックバンド、TOTOの元ドラマー。セッション・ミュージシャンとしても数多くのレコーディングに参加しており、AORからフュージョン・ロックまで、幅広いジャンルで活躍した。プロとしてのキャリアは20年余りにも拘らず参加作品は200作を超えているが、1992年8月5日、38歳の若さで早逝し...

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2018年6月16日 (土曜日)

フリードマンの魅力を再認識

ジャズの世界は、21世紀に入って、若手もどんどんレビューしてくるのだが、意外とベテラン勢も健闘している。この辺がジャズの面白いところで、若くて勢いがあれば良いという単純なものでは無い。年齢を重ねての「味」や「深み」もジャズにとって重要な要素で、かなりの年齢を重ねたベテランも、モチベーションとテクニック次第で十分に活躍できるのだ。 ドン・フリードマン(Don Friedman)。もそんなベテランの一...

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2018年6月15日 (金曜日)

ECMでの「ジャズ・ファンク」

1970年代のECMレーベルのアルバムはどれを取っても「ECMの音」が詰まっていて面白い。欧州の香りのする、透明度の高い、エッジの立った音で、限りなく自由度の高いモーダルな演奏、限りなくフリーに近いニュー・ジャズな演奏。ファンクネスは限りなく抑制され、ファンクネスが漂っても限りなく乾いている。明らかに、米国ジャズに相対する「欧州のジャズ」の音世界。 Bennie Maupin『The Jewel ...

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2018年6月14日 (木曜日)

ピアノ・トリオの代表的名盤・70

ホレス・パーランのピアノの個性。ブロック・コード弾きでグイグイ押しまくる。短い連続フレーズを間を取りながら繋げる独特のアドリブ・フレーズ。右手のリズム・タッチのドライヴ感。これら、パーランの個性の全てが、右手が変形したお陰で身につけた、彼ならではの個性。ブロックコードでグイグイ引っ張ることで「骨太なファンクネス」を醸し出し、右手のシンプルなリズム・タッチで「繊細なファンクネス」を撒き散らす。 これ...

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2018年6月13日 (水曜日)

パーランの個性を体感する

ホレス・パーラン(Horace Parlan)のピアノは難物だった。そもそも、聴く前に、知識として彼のバイオグラフィーを読んだのがいけなかった。少年時代にポリオを患い、そのために部分的に右手が変形したお陰で、独特の奏法を身につけた、とあった。彼のピアノは、右手の薬指と小指が動かないゆえに編み出された独自の奏法で弾かれている。 この痕跡を彼のアルバムの演奏から、感じ取ろうとしたのだから「いけない」。...

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2018年6月12日 (火曜日)

長く付き合う事が出来る好盤

思い出した様に、ドナルド・バード(Donald Byrd)を聴いている。ドナルド・バードは息の長いトランペッターだった。リーダー作のデビューは1955年。ラストは1991年。約40年余り、ジャズの第一線で活躍していたことになる。ハードバップから始まり、ファンキー・ジャズからソウル・ジャズと、その時期その時期のジャズの流行の演奏スタイルを渡り歩いたことからも、応用力、適応力も抜きんでたものがあった。...

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2018年6月11日 (月曜日)

バードのブルーノート・デビュー

そう言えば、ドナルド・バード(Donald Byrd)の存在をちょっと忘れていた。今から、40年ほど前、ジャズを聴き始めた頃、ドナルド・バードのアルバム『Fuego』はお気に入りのアルバムだった。特に、ラストの「Amen」は大のお気に入りチューン。このファンキーでゴスペルタッチな名曲&名演は、当時、僕にとっての「ジャズ」だった。 ドナルド・バードはトランペッター。アレンジが巧いとか、作曲が良いとか...

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2018年6月10日 (日曜日)

スワンプ・ロックの始まりです

「ジャズの合間の耳休め」盤には、あまりジャズからかけ離れた音楽を聴くのはちょっと憚られる。ジャズの合間の耳休めに聴く盤としては、米国ルーツ・ミュージック系のアルバムが良い、と書いた。ここ「バーチャル音楽喫茶・松和」では、1970年代ロックも守備範囲になっているのだが、1970年代のロックの中で、米国ルーツ・ロックと呼ばれるものは何か。 いの一番に浮かぶのは、1960年代末期に発生し、1970年代中...

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2018年6月 9日 (土曜日)

ブルースとジャズの融合の好盤

ジャズのアルバムを続けざまに聴いていると、ちょっと「耳休め」に他のジャンルの音楽を聴きたくなる瞬間がある。もともと50年ほど前にはクラシック音楽に親しみ、45年ほど前にはロック小僧だった訳で、特に最近、歳をとったのであろう、70年代ロックやソウル、ブルースが無性に聴きたくなる時がある。 そういう時は無理せず「ジャズの合間の耳休め」盤として、そちらの好盤に耳を傾ける様にしている。ただし、ジャズの合間...

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2018年6月 8日 (金曜日)

見事な技、見事な表現力である

パット・メセニーがサイドマンのアルバムを聴いている。パットは伴奏上手。パットのギターは自らがリーダーのアルバムとサイドマンで参加したアルバムとで、雰囲気がガラッと変わる。特にサイドマンの時は、参加したそのセッションのリーダーの楽器を惹き立てるように、また、同じ雰囲気でユニゾン&ハーモニーをかまし、アドリブ・フレーズを紡ぎ上げる。 その好例がこのアルバム。Joni Mitchell『Shadows ...

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2018年6月 7日 (木曜日)

ハッチャーソン・お蔵入りの2枚

米国のブルーノート・レーベルは、録音した音源をアルバム化せずに「お蔵入り」することが時々ある不思議なレーベルである。また、その「お蔵入り」した音源が後にアルバム化されるのだが、これがまた、一級品の内容なのだ。しかし、録音当時、何か理由があったんだろう。「お蔵入り」するにはするだけの理由がある。 Bobby Hutcherson『Oblique』(写真左)。1967年7月21日の録音。ちなみにパーソ...

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2018年6月 6日 (水曜日)

ホレスの質実剛健なハードバップ

ホレス・シルヴァーのピアノが好きである。ファンキーなピアノ、と言えば、このホレスのピアノのことである。しかも、ホレスは作曲の才がある。彼は「売れる曲」を書く。「Sister Sadie」「The Preacher」「Song for My Father」など、大衆的な、ブルーノートの総帥アルフレッド・ライオンの表現を借りると「コーニー(corny)」な曲を書く。これがまた、ホレスの魅力である。 し...

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2018年6月 5日 (火曜日)

スイングしつつ+モーダルに展開

ボビー・ハッチャーソンは鬼籍に入り、ゲイリー・バートンは現役を引退した。大御所ミルト・ジャクソンはとうの昔に他界している。この2018年になって、ジャズ・ヴァイブの担い手は、ほとんど「絶滅危惧種」な存在になってしまった。もともと、担い手の数が少ない楽器である。もう新しいジャズ・ヴァイブ奏者は現れ出でないのだろうか。 このところ、ボビー・ハッチャーソンを聴き直している。1941年生まれ。2016年8...

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2018年6月 4日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・121

トランペットという楽器は、この楽器の特徴なのだが、思い切り「ハイトーン」が出る楽器である。ハイテンポの曲だったりすると、気合いが入って、このハイトーンを吹きまくり、落ち着いて耳を傾けておれない状態に陥ることがある。それが判っていて構えて聴く分には「ハイトーン」も高度な技術なので、それはそれで楽しみなのだが、リラックスして聴くにはちょっと辛い。 Lee Morgan『Candy』(写真左)。1957...

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