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2018年10月15日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・130

ビジネスの格言に「三方良し」という言葉がある。「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。近江商人の心得で、売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ、である。ジャズの「三方良し」は、というと「演奏良し」「アレンジ良し」「ジャケット良し」だろうか。 Igor Prochazka Trio『Easy Route』(写真左)。2008年のリリース。ちな...

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2018年10月14日 (日曜日)

活を入れるベニー・グリーン盤

このところ、ここ千葉県北西部地方は天気が悪い。全国の天気予報を見ると、どうも西日本は概ね秋晴れが広がっているのに、関東地方だけが天気が悪い。よくよく振り返れば、先週からほとんど晴れ間を拝んだイメージが無い。これだけ曇天が続くと気が滅入る。気が滅入ると精神的に暗くなる。これでは人としての生活に支障をきたす訳で、なんとか気持ちを持ち上げたくなる。 そういう時は好きな音楽を聴く。子供の時からズッとそうし...

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2018年10月13日 (土曜日)

円熟の「ジャムバンド仕様」盤

今日は最近リリースされた新盤から。現代のメンストリーム・ジャズのエレギについては、メセニー、スコフィールド、フリゼールの3人がお気に入り。21世紀に入っても、まだまだ若手のエレギ使いが出てきているが、当然、まだ先の3人の域には達していない。よくよく振り返れば、メセニー、スコフィールドは1970年代後半から、フリゼールは1990年代半ばから聴いている。思えば長い付き合いである。 John Scofi...

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2018年10月12日 (金曜日)

完全復活の狼煙『Inside Out』

キース・ジャレットのリーダー作の聴き直しは続く。1998年、闘病の末、慢性疲労症候群から復活したキース。その頃、リリースした盤はさすがにイマイチだったが、1999年7月のライブ録音『Whisper Not』で完全復活を感じさせてくれた。少しだけ単調に展開してしまう部分はあったが、シンプルで判り易い、即興演奏として一期一会な展開が見事であった。 そして、次がこのライブ盤である。Keith Jarre...

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2018年10月11日 (木曜日)

病気からの復活を示す記録である

1996年、キースは慢性疲労症候群と診断され、同年の秋以降の活動予定を全てキャンセルして自宅での療養を余儀なくされる。2年の闘病の後、1998年に復活したんだが、その頃のソロ・ピアノが『The Melody at Night, with You』(2014年3月30日のブログ)。これはキースの宅録のアルバム化であったが、かなり内省的でシンプルな展開。どれもがスローなテンポで終始しており、仄かに沈鬱...

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2018年10月10日 (水曜日)

クロスオーバー・ジャズの「Q」

ビッグバンド・ジャズが時々聴きたくなる。もともと中学時代にブラスバンドを経験していることもあって、ビッグバンド・ジャズについては、ジャズを本格的に聴き始める前から親しみがある。ただ、デューク・エリントンやカウント・ベイシーはあまり聴かない。ちょっとメインとは外れた、異色のビッグバンド・ジャズが昔から好みである。 そんな異色の、というか個性的なビッグバンド・ジャズのひとつが「クインシー・ジョーンズ(...

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2018年10月 9日 (火曜日)

品の良い端正なソウルジャズ盤

ブルーノート・レーベルは硬派なジャズ・レーベルだと思われているが、実はそれぞれの時代のトレンドをいち早く押さえた、先取的なレーベルでもある。1960年代後半からのジャズ・ファンク、1970年代「ニューノート」の異名で知られる70年代のフュージョンの時代にユニークな盤がてんこ盛りである。同時代のソウルやファンクとも共鳴する新しい感覚のブラック・ミュージックを積極的にアルバム化している。 ということで...

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2018年10月 8日 (月曜日)

ホレス・パーランの不運な好盤

ブルーノートの総帥、アルフレッド・ライオンは、是が非でもパーランに良いデビューをさせたかった。1960年はパーランのリーダー作デビューの年には、4枚のリーダー作がリリースされている。2枚は純粋なピアノ・トリオ。1枚は、2管フロントのクインテット。そして、最後の1枚がこのコンガ入りの変則ピアノ・トリオ。 ただ、なかなか上手くいかなかったのか、デビュー翌年の1961年に2枚のリーダー作がリリースされた...

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2018年10月 7日 (日曜日)

ピアノ・トリオの代表的名盤・73

ECMレーベルは「ニュージャズの代表的レーベル」である。1969年に設立以来、拠点はノルウェーのオスロ。北欧ジャズの拠点でもある。ECMレーベルは、ジャズについては「典型的な欧州ジャズ」を旨とする。そんなECMレーベルであるが、ECMレーベルお抱えの、ECMレーベルの音を代表するミュージシャンがいる。ピアノについては、パッと僕の頭の中に浮かぶのは「スティーヴ・キューン(Steve Kuhn)」。 ...

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2018年10月 6日 (土曜日)

ユルユルのグルーヴ感が堪らない

ブルーノート・レーベルはジャズの基本レーベルのひとつ。ジャズの歴史の殆どを網羅するレーベルは、実はブルーノート・レーベルしかない。他のレーベルはジャズの歴史の部分部分をサポートする存在。ブルーノート・レーベルがジャズのレーベルの中で「No.1」とされる所以である。 そんなブルーノート・レーベルの約80年の歴史は決して平坦なものでは無かった。1979年に一旦活動を停止、1984年、EMIの傘下でジャ...

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2018年10月 5日 (金曜日)

闘病後、キースは変わったと思う

キース・ジャレットの「スタンダーズ」のアルバムの聴き直しを再開した。1996年、キースは慢性疲労症候群と診断され、同年の秋以降の活動予定を全てキャンセルして自宅での療養を余儀なくされる。2年の闘病の後、1998年に復活。今、聴き直しはまさにその時期。当時の復活の「スタンダーズ」第一作目を聴いている。 Keith Jarrett『Whisper Not』(写真左)。1999年7月5日、パリでのライブ...

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2018年10月 4日 (木曜日)

味わいあるポスト・モダンな演奏

女性のジャズ・ピアニストの頭角、といえば、やはり1980年半ばからの「純ジャズ復古」のムーブメントからだろう。例えば、このリニー・ロスネス(Renee Rosnes)などはその先駆的存在と言える。カナダ出身、1962年3月生まれなので今年で 56歳。もう中堅も中堅、そろそろベテランの域に差し掛かる才媛である。 1987年にOTBの2代目ピアニストとして参加。また同年ジョー・ヘンダーソン4でも活動。...

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2018年10月 3日 (水曜日)

ミンガスは「ながら」に向かない

昔から「ながら族」であった。中学の頃から、音楽を聴きながら勉強すると能率が上がった。学生の頃は音楽を聴きながら、本や論文を読むと能率が上がった。この「ながら」の音楽については向き不向きがある。基本的にフュージョン・ジャズは向くが純ジャズは向かない。音楽の良し悪しとは比例しない。逆に良い音楽の方が「ながら」に向く。 逆に「ながら」に絶対に向かない音楽もある。ジャズで言えば、チャールズ・ミンガスの諸作...

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2018年10月 2日 (火曜日)

「これは聴いてみよ」な盤・2

ダウンロード・サイトを徘徊していて、久し振りにこの名前に出会った。「ジョーイ・カルデラッツォ(Joey Calderazzo)」。1980年代後半に彗星のごとく登場。リッチー・バイラークに師事し、ブルーノートやコロンビア等の名門レーベルから数々のリーダー作を発表。1965年生まれだから、今年で53歳になる。これからが楽しみの「中堅の中堅」である。 1980年代後半にデビューしたんだがら、カルデラッ...

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2018年10月 1日 (月曜日)

ヒルの個性が渦巻いている

ブルーノート・レーベルの総帥、アルフレッド・ライオンがプロデューサーとして最後に発掘した才能が「アンドリュー・ヒル(Andrew Hill)」。ライオンはヒルの才能にぞっこんで、1963年から1965年の間に、なんと7枚ものリーダー作をリリースさせている。平均して5ヶ月に1枚のペース。新人にしては破格の扱いであった。 そのライオンが惚れ込んだヒルの才能は「かなり変な展開をするピアノ」。セロニアス・...

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